ヘルペスウイルスは体中何処にでも発症する皮膚病です。
ですので、基本的には皮膚科が主な治療科となります。
たとえば、角膜にヘルペスが出た場合には眼科にいくと思う人が多いと思いますが、ほとんどの眼科はヘルペスである事を特定できるだけで、バルトレックスなどの服用薬を扱っていません。
性器ヘルペスの場合には、なんとなく泌尿器科に行くのかなと思いますが、こちらも基本的には皮膚科で対応できるくすりを扱っています。
ただ女性の場合には、皮膚科が男性医師で、婦人科が女性医師でしたら、やはり女性医師のいる方を選びますが、間違いではありません。
ヘルペスの治療薬を多く扱っているのが皮膚科で、ヘルペス治療のプロになります。
ヘルペスの症状別の治療科
ヘルペスにはいろいろな種類がありますが、病院では何科で診察すればよいのでしょうか?
発症する部分も全身ですので、どの科に行って診察してもらうのか迷ってしまいます。
ヘルペスの語源には水ぶくれ(水泡)という意味がありますので基本的に皮膚症状が主ですので皮膚科が専門家になります。
皮膚科では、ヘルペスウイルスの増殖を抑える薬、バルトレックス(ヘルペス治療の抗ウィルス剤)が処方されます。
風邪を引いていたり、他の病気の合併症の心配がある時には抗生物質や痛み止めが必要なケースもありますので、この場合には内科の受診をおすすめします。
口唇ヘルペス
口唇ヘルペスは唇や口元に赤い発疹が出てきますので、皮膚科になります。
皮膚科なら、症状に応じて抗ウィルス剤の軟膏や内服薬などを処方して貰えます。
ヘルペスの治療には一般的に軟膏はゾビラックスクリーム、内服薬はバルトレックスが処方されます。
軽度の口唇ヘルペスでは、普段行っているお医者さんに処方箋を書いてもらえば問題ありません。
今は院外処方が当たり前になっていますので処方箋があれば、近くの薬局でお薬が処方されます。
ヘルペスの症状が非常に悪いケースではやはり専門医の皮膚科がオススメです。その他違う病気ですでに医者に通っている方はその医者に診察して頂いてから指示に従うのが得策です。
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口唇ヘルペスの詳細
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性器ヘルペス
性器ヘルペスは、性器、肛門、臀部などにが炎症ができますので、男性は「泌尿器科」、女性は「婦人科」「泌尿器科」で診てもらえます。
女性は、将来の妊娠や出産などの予定がある人は「婦人科」がおすすめです。
妊娠中は、赤ちゃんへの母子感染を防がなければいけませんので、係りつけの「産婦人科」に行きましょう。
ヘルペスの抗ウイルス薬には「塗り薬」「内服薬」「点滴薬」「点眼薬」の4つの種類があります。
塗り薬はゾビラックスクリーム、内服薬はバルトレックス、点滴薬は院内で、点眼薬は眼医者でゾビラックス点眼軟膏が処方されます。
ヘルペスの症状によって併用したり、悪化している場合は入院治療というケースもあります。
特に、お年寄りの帯状疱疹の場合などは体力も無いので、入院して点滴治療ということも多々あるようです。
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性器ヘルペスとは
目次1 性器ヘルペスはどんな気なの?1.1 性器ヘルペス1.2 ヘルペスウイルスとは?1.2.1 性 ...
帯状疱疹
帯状疱疹になった時は理想的には皮膚科ですが、帯状疱疹であると気が付かず、病院で痛みどめを処方されて発見が遅れる場合が多くあります。
頭皮に出来た帯状疱疹は特に気が付きづらいので、頭痛の治療をしていて気が付いた時には悪化しているケースがあります。
背中に出来た帯状疱疹も見えない部分ですので、神経痛と間違えて発見が遅れる場合があります。
見えない部分に出来た帯状疱疹は治療が遅れるのが、一般的で治るのに時間が掛かってしまいます。
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厄介な帯状疱疹
帯状疱疹は、子供の頃の水疱瘡のヘルペスウイルス菌が体の中に潜伏していて、免疫力が落ちた時になる皮膚病 ...
ヘルペス性口内炎
口内炎は良くある症状ですので、放っておけば治ると思うう人がほとんどで、症状が酷くなってから気が付くケースがほとんどです。
ヘルペス性口内炎は耳鼻咽喉科が専門医になります。
診断が付くのが遅れるケースが多いので、1週間しても口内炎が治らない場合には、ヘルペス性口内炎を疑ってみましょう。